シナリオ分析のブログ

完全に趣味のブログ。見返さずに投稿しているので誤字や意味の分からない箇所があると思います。

アニメ「東京ESP」2話のシナリオ分析

 アニメ「東京ESP」今回で二回目の2話の分析です。

 

 

 

ミニッツライナー

 まずは全体の構造を見る為のこの手法を使います。説明は以下。

 

ミニッツライナーとは?

 シナリオの分析方法の一つです。映像内で起こった事を一分ずつに区切り、「誰が、何をした」という形で箇条書きにするというもの。これは後で見返しても内容が分かるようにするのが目的です。

 

 しかし一つ問題があって、完結していない作品では重要な部分が分からず、見逃しや書き逃しが出る事があります。全部観てから書くという方法もあるんですが、時間の制限もあるので出来ません。

 ご了承ください。

 

スタート
  1. 前回の続き、リンカ登場と超能力者との戦い
  2.  リンカの独白「あの人に会うまでは」
  3. リンカの回想、全裸で老人の前に落ちるリンカ
  4. OP
  5.  部屋に戻るリンカ、髪が白い。携帯が手をすり抜ける、畳の中へ落ちて行くリンカ
  6.  男(京太郎)がやって来て手を伸ばす。「憶えてない? 昨日のこと」
  7. 前日へ回想、バイト先へ急ぐリンカ、空飛ぶペンギンを目撃。ペンギンを追うリンカ、光る魚を見る。
  8.  そこに京太郎が来る。光る魚がリンカに刺さる
  9. バーで目覚めるリンカの父(竜胆)、光る魚を見たと言う。リンカからの留守電を聞いて飛び出す
  10. リンカの自転車に二人乗りしている京太郎、竜胆から電話。転がる自動車と逃げる人、そして転がって来る金属の塊
  11.  塊の中から竜胆の声。ニュースキャスターが塊を報道
  12.  父が大事だ、父を助けると言うリンカ
  13.  金属の塊をすり抜け竜胆に蹴りを入れるリンカ。京太郎のテレポーテーションで移動する三人
  14. 目を覚ます竜胆、金属がくっ付く
  15. 竜胆を残しバイトへ向かうリンカ。事件現場に居る刑事や女子高生
  16. 茶店で働くリンカ、客の京太郎。刑事がブラックフィストの捜査に来店
  17.  ブラックフィストの説明、強盗・霧のように消える。隣の美術館で催し物があると店長が言う
  18. 夜の美術館に来るリンカ、館内で京太郎を発見
  19.  京太郎を足蹴にするリンカ、二人の目の前で美術品が動き出す
  20.  小節の声、姿を現す小節。小節の能力、姿を消す・プロ級のボクサー
  21.  殴られる京太郎、リンカと対立
  22.  京太郎が代わりに殴られ警官の前へテレポート
  23. リンカに力を貸してと言う京太郎
  24. ED

 

 

構成

全体

 前回の続き1分。

 回想に入り京太郎との出会いとリンカ・竜胆の能力の暴走が2~14分。

 京太郎の目的が分かる15~23分。

 おおよそ前・後編でCMもその間に入っています。

 

見せ場

 多少のお色気シーンがありました。老人が鼻血を流すという描写には疑問がありましたが、釣りとしては仕方ないのかもしれません。

 他は能力の暴走でしょうか、畳をすり抜けたり巨大な鉄の塊と化した竜胆の姿はインパクトのあるものでした。しかし能力の発動条件等、まだ良く分からない部分もあります。

 

役割

 1話は超能力者たちが起こした大きな事件でした。恐らくこれからそこへいたるまでの経緯を順番に追う事になると思います。

 主人公目線なのでその前に起こっていた事もこれから明らかになるはず。京太郎がなぜ超能力者を止める立場になったのもまだ分かりません。

 

 

その他

スリード

 ブラックフィストの正体ですが、最初は京太郎だと思ってしまいますね。見事なミスリードだと思います。短いエピソードなんですが京太郎の立場(超能力者を止める)的にもピッタリだし、揉め事を通して心を通じ合わせるというのもいいですね。

 

 偶然でしょうが『グレイプニル』との共通点を感じてしまいました。

 

能力の暴走

 しっかり描かれてました。最近はなぜかいきなり自分の能力を使いこなすタイプの作品が多いんですが、その理由を考えたところ、恐らくですが「覚醒」という奴でしょう。

 能力に目覚めていきなり使いこなせる。力が宿ったり与えられたりするのではなく、元々持っていたかのように扱えるのはこの「覚醒」というイメージとの混合だと思います。

 

能力以外は物理

 リンカがなぜか蹴りを連発したりブラックフィストという女がプロ級のボクサーであったりと、能力バトルというより身体能力の高さが目立っています。

 能力+身体能力の戦いになるんでしょうか、今後の能力者がどうなのかも気になるところです。

 

キャスター

 竜胆が巨大な塊になった際にニュースキャスターがそれを実況していました。このキャスターは1話でも登場して最初に白い少女の話をした人物だと思います。だから知ってたんですね。

 こういう細かな点をしっかり押さえてあるのも凄いですね、安心して観ていられそうです。

 

今後の展開

 超能力者たちが事件を起こすのは分かっています、その理由は恐らく超能力者たちが力を持たない人たちに迫害されたり忌み嫌われたりしたからでしょう。なので今後はそういったシーンも描かれると思います。

 単純な超能力SUGEEE! になっていない作品のようですね。ついでに今回捕まったブラックフィストは1話で味方サイドに居たので、その辺の心変わりも気になるところです。

 

 

 

 という辺りで2話のシナリオ分析は終了します。