アニメ「東京ESP」6話のシナリオ分析
アニメ「東京ESP」のシナリオ分析、今回は6話です。
教授がタンカーを東京タワーに向けて落とし、そのどさくさで京太郎がさらわれます。自分の無力さを痛感したリンカは、いきなり現れたパンダの着ぐるみを来た竜胆の師匠に特訓を受ける事に。
大体こんな内容です。
ミニッツライナー
シナリオを分析するのにまずこの方法を使います。
ミニッツライナーとは?
映像内で起こった事を文字に書き出し、「誰が、何をした」という形で列挙します。そうする事で全体が見やすくなり、構造が分析しやすくなります。
しかし完結していない作品を扱う場合、どこが重要なのかが分からず、そのポイントやフラグを書き逃す事があります。ご了承ください。
スタート
- 前回の続き、滑り落ちるリンカ、船が落ちる
- その様子をテレビで観ているパンダの着ぐるみ
- OP
- 事故直後、非難する人。小節と京太郎が出血、小節を運ぶリンカ
- 美奈実が京太郎を連れ去る
- 一般人の被害者を助けるリンカ、と竜胆
- 救助活動を続けるリンカ、遺体を発見する
- 落ち込むリンカ。刑事はリンカたちを見逃す
- 歩登場、議員の母と朝食。リンカの周囲でも超能力者の悪い噂
- 腕を怪我した小節の世話をするリンカ
- リンカと竜胆の組み手
- 竜胆に倒され無力感を噛み締めるリンカ、パンダの着ぐるみ登場、リンカのブラを取る
- パンダ着ぐるみは竜胆の師匠 CM
- 今こそヒーローが必要だ、と言うパンダ。修行しないか? と
- 教授にあなたを一人にしないと言う美奈実
- 教授宅に居る京太郎、目を覚ます。テレポートで逃げられない
- 刑事の情報、超能力者の犯罪増加、超能力者の取り締まり強化の話が出ている
- セクハラパンダの修行、リンカと紫
- リンカは超能力ではなく格闘技の特訓
- 小節に戦う気がないのを見透かされるリンカ
- リンカを応援する小節
- 瓦礫から見つかった京太郎のマスクをリンカに渡す竜胆。本気になるリンカ
- パンダが弟子の翼を紹介、特訓開始
- ED
構成
全体
船の落下と後始末、1~8分。
トレーニング開始、パンダ師匠と歩登場、9~23分。
いつも通り前・後編。CMは13分辺りで後編の序盤辺りというのも同じです。
見せ場
東京タワーに寄りかかった船というシュールな絵。そして人命救助に使われる能力、というのも最近のバトル物では余り見ないかもしれません。
そしてパンダ師匠という良く分からないキャラクターも出て来ましたね。
役割
そこまでハッキリは描かれていませんが、超能力者差別がようやく始まったようです。
それと特訓回、挫折したリンカが本気で戦う事を決めました。しかしまだ6話なので、ここからしばらく小競り合いが続くんでしょう。最終決戦はまだ先だと思います。
その他
活躍前のチラ見せ
1分の段階でパンダ師匠が顔を出してます、ちゃんと登場するのは12分。歩は9分にチラっと登場して、ラストの23分に紹介されています。
誰だろう? というキャラを一度出して、忘れた頃に本格的に登場させる。映画の手法ではないと思うんですが、ドラマかな? アニメオリジナルの演出なのか原作通りなのかは分かりません。
チラ見せするのはそれぞれエピソードの合間です。
フィジカル特訓
リンカは超能力の特訓ではありません、格闘技のものでした。超能力を使いながら超能力バトルではないのが面白いですね、なので特訓は不可避なのでしょう。
亀仙人マナー
パンダ師匠のセクハラですが、元ネタは恐らくドラゴンボールのあの人でしょう。他にもらんま辺りにも居たと思いますが。
昔は許されたんですが今はきっとダメでしょうね、アニメ表現でもセクハラはご法度になりつつあります。時代の流れでしょう。
超能力者の犯罪
作中で少し触れられましたが、具体的な描写は無し。1話ではあれだけ暴れていた超能力者ですが、台詞で説明されるのみでした。
尺の都合でしょうか? それとも犯罪のみを描くのに抵抗があったのか。少し違和感は感じましたが、今後どうなるんでしょう。
全員集合
歩が登場したので、メインキャラと思われる人物は全て登場したと思います。歩が超能力者なのかはまだ分かりませんが、次の話で明らかになるでしょう。
少し気になるのはパンダ師匠がOPに登場していないこと、割とキーパーソンに思えるんですが、そうでもないのかも。
ともかく、ここからドラマがどう動いて行くのか。あれこれ勉強させてもらいたいと思います。
では、6話のシナリオ分析はここまでです。