シナリオ分析のブログ

完全に趣味のブログ。見返さずに投稿しているので誤字や意味の分からない箇所があると思います。

アニメ「グレイプニル」8話のシナリオ分析

 アニメ「グレイプニル」のシナリオ分析、今回は8話です。8話の内容をザッと説明すると、修一と猫耳少女の千尋が融合して戦った後、修一の消された記憶について千尋が動く回といったところでしょうか。

 

 

 

ミニッツライナー

 今回もこの方法で全体を見ていこうと思います。具体的なやり方は以下。

 

ミニッツライナーとは?

 映像内で起こった事を文字にして書き出します。その際に「誰が、何をした」という分かりやすい形にする事と、それを一分に大体一行で書いて行くという方法です。

 

 しかしこの方法は映画や完結した作品に向いていて、例えば途中までしか分からない作品だと重要な場面やフラグを見逃す事があります。

 可能な範囲での分析になりますのでご了承ください。

 

スタート
  1. 初めて「山田塾」を訪れた小学生? の修一、他の塾生がドアの向こうに
  2. クレアに起こされ目を覚ます修一、千尋と村上の姿も。財布発見
  3. OP
  4. 修一もチームと契約する。修一に変形後の記憶なし、千尋は曖昧
  5.  池内の反発、しかし村上によって受け入れられる
  6.  春日の自己紹介、能力は植物を自由に操る
  7.  春日は「山田塾」時代の修一を知っている、仲間と居たと言うが修一は一人だと言う
  8.  相原の自己紹介、コンビニ店員、能力は透明化
  9.  修一と千尋が倒れるまでの推測、変形の話は無し
  10. 着ぐるみの力を見せる修一・クレア、木を殴り倒す
  11. 千尋を問い詰めるクレア、千尋は憶えてないと言う。修一とクレアは一つになれないとも
  12. 帰りにコンビニに寄る修一・クレア。どっちが気持ち良かった? と問うクレア
  13. 今日の出来事を疑うクレア。どこかへ電話しようとしてやめる千尋
  14. 明け方に散歩に出る修一、虻川に出会う。動物の死体を埋めている虻川、動物に尻尾がない
  15. 三船の自転車を直す修一、それを見ている池内
  16. 屋上で池内と話す修一
  17. エレナのスマホが鳴る、千尋からの電話
  18. 千尋には変形時の記憶がある、修一の能力をエレナに問う千尋
  19.  エレナの番号は修一の記憶から。修一の消された記憶について話す千尋
  20.  涙するエレナ、協力しようと言う千尋
  21.  既に世界が壊されているとしたら? と言うエレナ。敵を見逃した事を問われるエレナ
  22. これまでに見つけたコインから宇宙船の場所に目星をつける女リーダー
  23. ED

 

 

構成

全体

 今回は区切るポイントが難しいです、なのであくまで個人的な分類になります。

 前回からの続きとチーム内の自己紹介2~10分、変形時の記憶がある千尋と日常パート11~21分。他は修一の消された記憶が1分、次話へとつながる22分といったところでしょうか。

 

見せ場

 修一の消された記憶についての謎が8話全体を通してのテーマでした。他はチーム内の自己紹介・能力紹介、クレアの嫉妬とエレナの涙辺りでしょうか。

 思った以上にあれこれ計算されて作られているようです。

 

日常パート

 14・15分で日常生活に登場した虻川と三船に接触しました。虻川は間違いなく何かありそう、良からぬ欲望を持っているから既に能力者かのどちらかでしょう。三船に関しては今のところどう関わって来るのかは不明。

 

 しかし1話で主人公の性格説明に使われた動物に死体にこんな意味があったとは……。

 

 

その他

千尋の行動

 チーム内で変形後の話をしなかった千尋ですが、その後でエレナに電話で連絡を取っています。かなり思い切った行動ですね、消極的なのか積極的なのか分からない。

 それほど重要なキャラクターではないと思っていたんですが、まだこれからも活躍するんでしょうか?

 

修一とエレナが同級生

 これに対して作品上で触れられていたのかは分かりませんが、そういえばクレアは高校一年生で修一は三年。クレアの姉が高三であってもおかしくない。

 この二人の関係も最初はエレナが一方的にストーキングしているような関係だと思っていたんですが、見事にミスリードされています。

 今の感じだとどうやら付き合っていた過去があるようですね。どうして記憶がないのかは分かりませんが。

 

歴史発掘型

 恐らくここから折に触れて修一とエレナの過去が明かされて行くんでしょう、修一は忘れているようですが。

 こうやって作品が始まる前に起こった事が徐々に明らかになっていくというのを、勝手なネーミングですが「歴史発掘型」としてみます。今考えました。

 

 これにもいくつかのパターンがあって、個人的な人物の過去から社会的な出来事の過去、他にも主人公たちは知らないけれど起こった事等のものがあります。

 

 にしてもそれを思い出すキッカケが誰かと融合する事というのは珍しいですね。それにただの地味な主人公だと思っていたのに高校生で既に彼女が居るという結構なリア充ぶりにも驚かされます。

 思った以上にギミックの多い作品のようです。

 

続く池内パート

 脅された事もあってか池内の反発が続いています。半分ネタ化していてこれはこれで面白いんですが、いつまで続くんでしょうね?

 能力的に修一とクレアがチームを裏切ったように見える場面を録画して一悶着起こしそうではあるんですが、女リーダーの能力があるからその必要もなさそうだし。池内に戦闘能力はなさそうなので戦う事もないでしょうね。

 

 ……どうなるんでしょう。

 

 

 

 

 という辺りで8話のシナリオ分析は終了。アニメ内でどこまでの事が明らかになるのか、楽しみな反面不安でもあります。