シナリオ分析のブログ

完全に趣味のブログ。見返さずに投稿しているので誤字や意味の分からない箇所があると思います。

アニメ「グレイプニル」6話のシナリオ分析

 アニメ「グレイプニル」のシナリオ分析、今回で六回目。

 

 

 

ミニッツライナー

 まずミニッツライナーという方法を使ってシナリオ全体を見ていきたいと思います。

 

ミニッツライナーとは

 これは映像内で起こった事を一分ずつに区切って箇条書きにする方法です。その際に「誰が、何をした」という分かりやすい形にするのもポイントです。

 これで全体像が分かりやすくなり、分析がしやすくなります。

 

 しかし完結していない作品を扱う場合、重要な部分とそうでない部分が分からず、書き逃す事もあると思います。御陵書ください。

 

スタート
  1. ホッケーマスクの女リーダーにメンバーたちの前で紹介される着ぐるみ
  2. OP
  3. 数日前、クレアが池内と電話で話している。真っ二つになった化け物の写真を送る
  4.  クレアが池内に仲間になりたいと言う。三部は関わらない
  5.  修一に抱き付くクレア
  6. 1の時間へ、変身を解けという女リーダー。考える時間を
  7.  着ぐるみから出るクレア
  8. クレアと女リーダーは移動、服を脱ぐ女リーダー
  9. ヘルメット女(千尋)に頭を触らせる修一、ヘルメットは動物の気持ちが分かる能力
  10. 女リーダーの能力は秘密を漏らせば死ぬ
  11.  クレアがコインを集める理由、エレナの写真を女リーダーに見せる
  12.  女リーダーはエレナを知っている。エレナをベッドで横にならせる女リーダー
  13.  女リーダーの過去語り、教師と関係を持ちそれを親友に話したら秘密を漏らされた
  14. 千尋がコインを集める動機は? 悪い奴に力を持たれたくない
  15.  千尋と着ぐるみの関係に嫉妬する池内
  16. 財布を探しに外へ出る修一と千尋、ヘルメットを取ると……あざとい猫耳
  17.  一人で探すと言う修一、着ぐるみに入ると言う千尋
  18.  千尋が着ぐるみの中へ入る
  19.  転ぶ着ぐるみ。クレアの事を考える修一、千尋にも分かる
  20. エレナと女リーダーのベッドシーン、終了。正式な儀式開始
  21.  女リーダーに首ヒモを巻かれるエレナ
  22. パンツ脱いだで揉める修一と千尋
  23. エレナの組織の一人が財布を拾う
  24. ED

 

 

構成

全体

 組織に紹介されるまでが3~5分、組織内で契約をするまで、修一とヘルメットが仲良くなるのが6~15分。修一とヘルメットが財布を探しに外へ出る、正式な契約をするのが16~22分。

 中盤と終盤の区切りが難しいところですが、二人が外出して次の展開につながりそうなので分けました。クレアと女リーダーの契約は中盤・終盤で続いています。

 

 こうやって分けた場合、時間の配分は大体同じぐらい。終盤が次話の布石になっていますね。

 

短いフリ

 OP前に前フリとなるシーンを入れるのは定番ですが、そのシーンに追いつくのが今回も早いです。6分の段階で追いついてます。

 中盤や後半のクライマックス前にするのがお約束だと思うんですが、どうしてこんな事をしているのかは不明。

 

2話で一つのストーリーじゃない

 1・2話、3・4話がそれぞれ一つの話になっていました。なので5・6話で一つのストーリーとして完結するかと思っていたんですが、少しパターンが変わったようです。

 今後どうなって行くかは分かりません。

 

 

その他

サービスがメイン

 「サービスシーンが多くて邪魔」というコメントがニコ動にありました。個人的にもサービスが多すぎる気はしています。

 少し気になったので原作者さんの前の作品を検索してみました。するとラブコメらしき表紙や絵が出て来ました、というかそれ以外なかった。

 

 どうやらこの原作者さんはサービスの為に無理やりエロシーンを入れている訳ではなく、元々そういうシーンが好きなのに能力バトル物を書いていると考えた方が良さそうです。

 なので人物説明が省略されてエロ釣りの方に時間が割かれているのは、元からそういうシーンが中心になっているから。そう考えた方がシックリ来るかもしれません。

 

6話での行動

 6話の主人公たちが取った行動をザッと挙げてみます。

  • 電話で脅して組織に侵入した
  • 組織のリーダーと契約した
  • 財布を探しに外へ出た
  • 別の女が着ぐるみに入った

 このぐらいでしょうか。実はほとんど動いていません、シーン的な動きも余りない。

 それなのに24分という時間を割りと退屈させずに見せているのは凄い事です。やはり何だかんだいってエロに釣られているからでしょうか。

 

 行動量と面白さは比例しない、そして女性が見ても同じように面白く感じるのかは不明です。

 

着ぐるみに入るのに嫉妬?

 少し突っ込みポイント。メガネの池内というキャラが修一と猫耳少女の関係にやたらと嫉妬していました。心配するならまだしも、悔し涙を流していた理由はいまいち分かりませんでした。

 着ぐるみの中に入ると精神的にもつながる、性交のメタファーになっているのは分かるんですが、それをどうして池内というキャラクターが知っているのかは良く分かりません。

 

 作者が自らの設定を当たり前のものとして扱ってしまうのは良くある事です。なので余り強く突っ込まないでおきましょう。

 

 

 

 ではこの辺りで6話のシナリオ分析を終わります。