シナリオ分析のブログ

完全に趣味のブログ。見返さずに投稿しているので誤字や意味の分からない箇所があると思います。

アニメ「ブラッドラッド」9話のシナリオ分析

 アニメ『ブラッドラッド』のシナリオ分析、今回は9話です。佳境に入って来ました、全10話なので残りはこれを含めて二つです。

 

 

 

ミニッツライナー

 まずはこの方法でシナリオ全体の構成を見ます。

 

ミニッツライナーとは?

 シナリオ分析法の一つ。映像内で起こった事を文字にして、一分をおよそ一行で書いて行きます。その際には後で見直した時に分かりやすいように「誰が、何をした」という形にします。

 

 しかし一話ずつ観ながら書いているので、重要な部分やフラグを見逃す可能性があります。ご了承ください。

 

スタート
  1. ブラッズの回想 父親がウルフダディに殺されるのを見ている子供のブラッズ
  2. OP
  3. ベロスの上司であるゴイル部長が登場、メガネ
  4. 亜空間を移動する冬美とネル、屋敷前で父親に似た人物に迎えられる
  5. ブラッズがウルフダディの前へ連れて行かれる
  6. 冬美たちの前にスタズとベルが現れる
  7. ベルの算段 スタズを友人として招き入れる、冬美も無事に帰れるかもしれないので様子見
  8. ネインと対面する冬美、ネインに抱きしめられる
  9. ブラッズが捕まった事に疑問を感じるゴイル
  10. ウルフダディをけん制するブラッズ
  11.  人造魔人の写真を見せるウルフダディ、自分の手下だった男とそっくりだと話す
  12.  ウルフダディに宣戦布告するブラッズ、ブラッズの回想シーン。王座に相応しい男が一人居ると言うブラッズ・ウルフダディ
  13.  三日以内にそいつを連れて来いと言うウルフダディ
  14. 迎えに来たベロスの前で出血して慌てるブラッズ、それは演技でベロスから鍵を手に入れる
  15. 倒れているベロスを見て怒るゴイル、能力で使い魔を出す
  16. ネインの前でドキドキするスタズ
  17. ドッペルゲンガーの話をするネイン、それは魔界と人間界の同一人物で出会うと融合する
  18. ブラッズがリズに助けを求める
  19. ブラッズを追うゴイル、戦いに
  20.  ゴイルの攻撃を受けるブラッズ、出血する
  21.  ブラッズの能力説明、自分の血を好きに動かせる
  22. ネインと冬美の違いについて考えるスタズ、もしかして処女?
  23.  生き返ったら忘れるから気楽に考えろと冬美に話すベル
  24. ED
  25. スタズの前に何者か(三つ首の竜)が現れる

 

構成

全体

 二つの対面(の前)、1~9分。

 ウルフダディとブラッズの対面、10~15分。

 冬美とネインの対面、16~18分。

 ブラッズvsゴイル、19~21分。

 姉妹感、22~23分。

 引き、25分。

 

 今回は重要人物らしい二人が登場しました、そして主人公たちとの関係性も明らかに。これで今までの謎であったブラッズの動機と冬美が誘拐された理由が分かりました。

 サスペンスなら謎や動機が分かるとエンディングが近いんですが、バトル物なのでここからまた何か起こりそうです。

 

エピソード
  • ネルに誘拐された冬美、亜空間の中の屋敷でネインと対面する。そしてネインが自分の母親だと知らされる
  • ブラッズがウルフダディの前へと連れて行かれる。玉座に相応しい男は他に居ると言いウルフダディに宣戦布告をする。その男を連れて来いと三日の猶予を与えられる
  • ベルの友人としてハイドラの屋敷に潜り込んだスタズ、ネインに対しても冬美と似た感情を覚える
  • ベロスを騙して首輪を外すブラッズ、しかしその上司であるゴイルに追われ戦う事に
  • 何者かがスタズの前に現れる

 

 エピソード的にもここからどうなるんだろう、というところです。ネインの目的は冬美に会う事だけだったんでしょうか? それよりウルフダディとブラッズの対決も気になります、人造人間を戦わす予定なんでしょうか、それともスタズ?

 というか後一話で話がまとまるのか非常に不安なところです。途中までにしてもどうやって終わるんだろう……。

 

その他

ボスだらけ

 登場人物がナワバリの主であったり殿堂魔界の王であったりとビッグネームが多いです。そして物語がブラッズの復讐となり殿堂魔界の王を倒す事へと向かっている。

 展開が早いですね、序盤がゆっくりだったので余計にそう感じてしまうのかもしれません。新しい世界が次々と現れては未消化なまま次の場所へと向かってます。これがアニメオリジナルなのか原作通りなのかは分かりませんが、個人的にはそれほど悪い印象ではないです。

 無駄に引き伸ばされた話を見るよりはキッチリと話を進めて貰える方がありがたい。

 

サスペンスの基本

 いきなり誘拐されてからその理由を知る、何かの実験を見せてその後に動機が分かる。基本的ですが大事な原則です。

 少年向けの漫画(だと思ってるんですが)なのにこういう見せ方がちゃんとされているのはいいですね。単純にバトルやエロスを出せばいいという訳ではない。それだけ色々なハードルが上がっているというのはあると思うんですが……。

 

 1話を見て分析が続けられるか結構不安だったんですが、楽しんで視聴する事が出来ました。まだ一話残ってるけど。

 このまま最終話まで行ってしまおうと思います。

 

 

 

 

 という辺りで9話の分析を終わります。