シナリオ分析のブログ

完全に趣味のブログ。見返さずに投稿しているので誤字や意味の分からない箇所があると思います。

アニメ「ブラッドラッド」8話のシナリオ分析

 アニメ『ブラッドラッド』のシナリオ分析、今回は8話です。

 

 

 

ミニッツライナー

 まずはこの方法でシナリオ全体の構成を見ます。

 

ミニッツライナーとは?

 シナリオ分析法の一つ。映像内で起こった事を文字にして、一分をおよそ一行で書いて行きます。その際には後で見直した時に分かりやすいように「誰が、何をした」という形にします。

 

 しかし一話ずつ観ながら書いているので、重要な部分やフラグを見逃す可能性があります。ご了承ください。

 

スタート
  1. リズが殿堂魔界に戻る、止められるがベロスに通される
  2. OP
  3. ブラッズが殿堂魔界を勝手に出入りしている罪で捕まえると言うベロス。ブラッズは現在ウルフダディのところに居る
  4.  ウルフダディはブラッズたちの両親を奪った? ブラッズがフランケンと一緒に研究している
  5. ブラッズがベロスの能力(犬の首輪)を受け、連行される
  6. スタズが南のナワバリに居る
  7.  魚男(サバオ)を倒し雪男のところへ案内されるスタズ
  8. 雪男に誘拐犯の情報を聞くスタズ、名刺を貰う
  9.  名刺を見て驚くスタズ
  10. 誘拐犯(ネル)がラーメンを空間魔法で冬美に送る、丼を回収しようとして引っ張り合い、冬美が顔出し鈴を鳴らす
  11. ベルがネルを罠にかけ、股間を蹴る
  12.  誘拐の依頼者がベルたちの母親である事を知る。そこにスタズが現れる
  13.  ネルを庇ってスタズと対峙するベル、スタズを銃で撃つ
  14. ベルの空間にスタズとベルが居る、スタズの冬美愛に腹を立てるベル
  15. 見知らぬ場所へ来た冬美とネル、「ハイドラへようこそ」とネルが言う
  16. スタズとベルの戦い、スタズを手玉に取るベル
  17.  スタズがベルを捕まえる、服を脱いで逃げるベル
  18.  下着を人質に取ったスタズ
  19.  ベルが隠したいのは日記
  20.  日記が本命だと気付くスタズ
  21.  ベルが参ったする
  22. 移動するスタズとベル、恋愛感情とプライドを傷付けられたベル、涙がにじみ出る
  23.  全部自分のせいにしろ、と話すスタズ
  24. ED

 

構成

全体

 ブラッズがベロスに連行される、1~5分。

 誘拐犯の特定、6~9分。

 ベルが誘拐の依頼者を知る、10~12分。

 スタズvsベル、13~21分。

 移動とフォロー、22~23分。

 

 ここへ来てベロスという新キャラが出て来ました、そしてあからさまに怪しいウルフダディやベルの母親も。登場人物が増えるとそれだけ話がこじれそうです、彼らはどんな動機で動くんでしょう?

 そして今回のメインであったろうスタズとベルの戦いですが、どうやら三角関係にはならないようで少し安心しました。スタズがハッキリと冬美を選んでいるのは好感が持てます、どっち付かずの方が少年誌らしいと思っていたんですが、この作品ではそうじゃないようです。

 まぁその後でフォローはしてるんですけどね。

 

エピソード
  • リズが殿堂魔界に戻る、ベロスと共にブラッズの元へ向かう。連行されるブラッズ、罪悪感を覚えるリズ
  • スタズが南のナワバリへ行く、主らしき雪男から情報と名刺を貰う。名刺を見て驚くスタズ
  • 誘拐犯が自分の弟だと気付くベル、弟のネルから依頼人が母だと言われ態度を変える。やって来たスタズを空間魔法で閉じ込めて戦うが、日記を読まれそうになり降参。冬美と自分の扱いの差に涙が込み上げるが、自分のせいにしろというスタズを嫌いになれない
  • ラーメンの取り合いで外へ顔を出す冬美、その時に鈴を鳴らしベルに居場所を知らせる。助けに来たベルだったが事情が変わり、冬美はネルにハイドラへと連れて行かれる

 

 ここ数話は引きが強くないですね、次へ続くエピソードはハイドラに連れて行かれた冬美と逮捕されたブラッズ辺りでしょうか。

 

その他

お色気要素

 前回のブラッズが冬美のサンプルを取るシーンもそうでしたが、実は服を脱ぐ必要がない。それをわざわざお色気シーンとしてああいう描写を入れています。今回はベルが日記を読まそうになり警戒するシーンがありましたが、これも別に下着が取れる必要はないです。要は弱味を握られかけて敗北を認めるというシーンなので。

 しかしこういうお色気シーンを入れる事で面白い化学反応を起こしていますね。ベルの鞄が落ちて日記を拾うというのよりコメディ感が増してます。

 

弟だった

 フと今回の誘拐犯がベルのブラックカーテンを盗んだ犯人なんじゃないか、と思ったんですが違ったようです。

 この作品では大きな動機が三つほどあって、冬美を生き返らせること・ブラッズの企み・ベルのブラックカーテンを盗んだ犯人を捜すことなんですが、アニメ内でこれらが一つでも解決するのかは不明です。というかこのペースだとしなさそうですね。

 原作ありのアニメ化はこういうパターンが多くて悲しいところですが、それにしてもベルは弟だけではなく母親まで登場しそうです。ヒロインの冬美よりキャラクターとしては優遇されているように感じてしまいますね。

 

 

 

 といったところで8話のシナリオ分析を終わります。