アニメ「ブラッドラッド」３話のシナリオ分析
アニメ『ブラッドラッド』のシナリオ分析、今回は３話です。
ミニッツライナー
まずはこの方法でシナリオ全体の構成を見ます。
ミニッツライナーとは？
シナリオ分析法の一つ。映像内で起こった事を文字にして、一分をおよそ一行で書いて行きます。その際には後で見直した時に分かりやすいように「誰が、何をした」という形にします。
しかし一話ずつ観ながら書いているので、重要な部分やフラグを見逃す可能性があります。ご了承ください。
スタート
- ウルフがどこかのナワバリの主を倒す
- ＯＰ
- ウルフを知っているなら頼めばいい、とハイドラが言う。難色を示すブラッド
- 盛り上がっている豆次郎たち、そこへブラッドが現れる
- 血を流すブラッド、ハイドラの仕業。でも直ぐに治る
- ブラッドを疑っていると話すハイドラ
- 魔界の移動に籠を使うブラッド
- 籠で移動するブラッドたち
- 籠がウルフにぶつかりそうになる、ウルフが籠を壊す
- 仲がいいブラッドとウルフ
- 練成の書を探すのに協力して欲しいと言うブラッド、断るウルフ。勝負で決める事に
- 種目はボーリング、勝機を語るブラッド
- ボーリングじゃなくてボクシングだった
- 冬美を見てやる気を出すウルフ
- ボクシング開始、クリンチするブラッド。一撃食らって倒れるブラッド
- 一方的に殴られるブラッド、しかし吸血鬼の力で直ぐに回復する
- 疲れに気付くウルフ、ブラッドがリンチの際に自分の歯をウルフに刺していた
- ウルフを倒すブラッド、立ち上がるウルフ、狼化する
- ウルフを責めるブラッド、冬美が止める
- ハイドラが登場、両方負けだとブラッドたちを別の場所へ飛ばす
- 人体練成の書をブラッドに渡すハイドラ
- 全員読めない、解読が必要だと言う豆次郎
- 著者の名前を見て驚くブラッド
- ＥＤ
- 著者はブラッドの兄
構成
全体
ウルフ登場、１分。
ハイドラの思惑、３～６分。ブラッドがウルフに会う、７～１０分。勝負する事に、１０～１３分。
ボクシング対決、１４～２０分。読めない本、２１～２２分。引き、作者はブラッドの兄、２３～２５分。
構成は大体、前回と同じ感じ。引きのある前編と後編で必ずバトルが入っています。最後に新しいキャラクターの名前が出て終わるのも同じですね。
エピソード
- 人体練成の書を探す為にウルフのナワバリへ向かうブラッドたち、籠で轢きかけるが無事に対面。練成の書探しを手伝って貰う為にボクシング対決をする事に
- 一計を案じてボクシングに勝利するブラッド、しかし動機を問われて口論になり冬美に止められる。ハイドラによって両者負けだと言われ、別の場所で練成の書を受け取る
- 練成の書は誰にも読めない、著者の名前を見るとそれはブラッドの兄だった
- 吉田がブラッドのフィギュアを壊してしまう。弁償するにも金がなく、金を貸した人物に連絡すると賭けボクシングで勝ったら返すと言う。賭けボクシングは両者負けになり結果が出ず、別のフィギュアが飾られている
- 自分のブラックカーテンを勝手に使った犯人がブラッドでは？ と疑っているハイドラ。ブラッドをあれこれ試している
エピソード的には一本道なんですが、ブラッドの手下たちが毎回何かしらしてます。まぁ小ネタなので今後取り上げるかは分かりませんが。
その他
独特の文明
早くも魔界に戻って来ました。てっきり人間界でもっとあれこれするんだと思ってたんですが（学校に転校生としてブラッドが来てあれこれ）、メインは魔界のようです。
そして今回、移動手段として籠が登場しました。しかもハトの頭をした怪物です。魔界でも車ぐらいあると思ってしまうんですが、どうやら独特の文明があるらしいですね。
一癖あるキャラクターたち
冒頭のウルフのシーンですが、部下がカッコいい名乗りをしているとウルフが蹴るという描写がありました。確かブラッドもそんな感じで、どこかカッコつけるのをカッコ悪いとする傾向があるようです。カッコつけるというかドヤる？
それとハイドラですね、今回も練成の書を持っているにも関わらずブラッドが戦うのを観察していました。この無駄にブラッドを戦わせるというのは２話でやっていたのと同じ事です。
物語がスムーズに進展しない為に色々と邪魔が入ったり困難に遭遇するようにと作者は仕掛けを施すんですが、この作品では今のところ面倒なキャラクターによってそれが成されているようです。
ウルフも協力すると言ってしまえば戦う必要すらなかったんですよね。
ウルフ戦
そんなウルフとのボクシング対決ですが、非常に見やすい内容となっていました。とにかく一方的に殴られるブラッドですが、策を講じていると分かるやいなや、一転して勝者となります。
この強者弱者の関係がハッキリしていると非常に見やすいですね。拮抗しているのも面白いんですが。
今までも一方的な戦いが続いていたので今後どう見せるのかが気になるところです。
という辺りで３話のシナリオ分析を終わります。
