アニメ「ブラッドラッド」1話のシナリオ分析
今回からアニメ『ブラッドラッド』のシナリオ分析をして行きたいと思います。この作品を選んだ理由は相も変わらず適当です。
ミニッツライナー
まずはこの方法でシナリオ全体の構成を見ます。
ミニッツライナーとは?
シナリオ分析法の一つ。映像内で起こった事を文字にして、一分をおよそ一行で書いて行きます。その際には後で見直した時に分かりやすいように「誰が、何をした」という形にします。
しかし一話ずつ観ながら書いているので、重要な部分やフラグを見逃す可能性があります。
スタート
- ブラッドの説明、吸血鬼、だが日本のサブカル好き、魔界住み
- デクから電話、人間の女が手に入ったと言われる
- OP
- 直ぐ連れて来いと言うブラッド
- 慌てて準備をするブラッド
- 冬美を見て動揺するブラッド
- 花売りがボスを呼べと言う
- デクからの呼び出しを断るブラッド
- 冬美に興奮するブラッド、窓から外へ出る。人食い花がブラッドと行き違いでビルを登る
- 花売りとブラッドが対面
- 花売りの心臓をパーンするブラッド
- 部屋に戻るブラッド、冬美が花に食われて骨に。裸の冬美が居る CM?
- 冬美に興奮しなくなったブラッド、冬美は幽霊になったとデクが言う
- 冬美を生き返らせると決心するブラッド
- 漫画で冬美を生き返らせる方法を探すブラッド
- 何かを思い出す冬美、ブラックカーテンを通って魔界へ来たと
- ブラッドも人間界へ行くと言い出す
- 喫茶店へ行くブラッドと冬美
- 冬美をサードアイで見る豆次郎、人間界に行けるが長期滞在は難しいと
- ナワバリに新入りが来る
- 変身能力のある新入り(吉田)、ブラッドに化けさせておく事に
- ブラッドが自分を生き返らせてくれるか不安になる冬美、安心させるデク
- 制服が乾く
- ED
- ブラッドと冬美がブラックカーテンを抜ける
構成
全体
恐らくですが1話は二つの話で出来ていると思います。
1~12分、主人公や設定・ヒロインの説明とバトル、そしてヒロインが食べられるというオチで一話。その後の13~25分は、ブラックカーテンという物の所へ行き喫茶店で何かをチェックして貰う。そして二人がブラックカーテンを抜けるところまでが二話です。
一応、時間配分はこちら。
ブラッドの説明、冬美と出会う、1~6分。
バトル(ブラッドの強さ説明)、7~11分。
冬美が食われた、12分。
冬美を生き返らせる方法は? 13~15分。
人間界へ行く準備、16~23分。
二人が人間界へ、25分。
エピソード
- 魔界に住む吸血鬼のブラッド、迷い込んだ人間の女(冬美)に興奮する。しかし冬美はブラッドが戦っている間に食われ、幽霊になってしまった
- 記憶がなく、なぜか魔界に迷い込んだ冬美。人食い花に呑まれて死ぬが幽霊に。ブラックカーテンから魔界にやって来た事を思い出し、それを使って帰ろうとするが止められる。喫茶店で豆次郎にチェックを受ける。ブラッドを頼って大丈夫か心配するが、デクに慰められる
- ブラッドが人間界へ行くとナワバリのボスが居なくなる。それでも行こうとするブラッドだったが新入りの変身能力を見て代理に立たせる
ちょっと雑ですがこんな感じ。
見せ場
バトルありエロス(あざとい)ありと、非常に少年漫画らしい作品です。こういうテイストは久々なので少々戸惑いましたが。
しかしそれだけの作品という訳ではなく、謎な部分もあります。冬美がなぜブラックゲートに入ったのか、ブラックゲートはなぜ残っていたのか。そしてそれを作ったのは誰か?
これらの謎をどれぐらい引っ張るのかは分かりませんが、確かにネタは仕込んであるようです。
その他
逆冒険物?
少年が少女と出会い、未知の世界へと冒険に出る。これが王道のパターンなんですが、どうやらこの作品では人間界に来るようです。これは過去の偉人が現代社会に来る話等で使われる方法ではあるんですが、今後どうなるのかはまだ観ていないので分かりません。
それでも完全に人間界に居座る訳ではないようなのは、身代わりを置いていったので分かります。
中高生向け?
主人公の性格設定ですが、目付きが悪かったりダルそうだったり、しかしやる時はやるという何やら少々込み入っていますね。小学生向けの作品はもっとストレートに熱血漢だったりするので、もう少し上のややこしい物を持ち始める中高生向けの作品ではないかと思います。
ヒロインも無駄に性的に描かれているし、気弱であざとい感じになってます。この辺りの性的で従属的というのは中高生(男子に限る)の大好物ではないかと考えます。
では、この辺りで1話のシナリオ分析を終わります。