シナリオ分析のブログ

完全に趣味のブログ。見返さずに投稿しているので誤字や意味の分からない箇所があると思います。

アニメ「ハマトラ」6話のシナリオ分析

 アニメ『ハマトラ』のシナリオ分析。今回で6話、ようやく半分です。

 

 

 

ミニッツライナー

 ではまず、この方法で全体の構成を見たいと思います。詳しいやり方は以下。

 

ミニッツライナーとは?

 シナリオ分析法の一つ。映像内で起こった事を文字にして、一分をおよそ一行で書いていきます。その際には後で見た時に分かりやすいよう「誰が、何をした」という形にします。

 

 しかし一話ずつ観ながら書いている為、重要な部分やフラグを見逃す可能性があります。ご了承ください。

 

スタート
  1. 前回のラスト、ガスケが黒幕? イラストレーターのチユウが映画監督とコラボするというニュース
  2. 診察をするレシオ、診察を受けたらしいバースデイ、良くも悪くもなっていないと言う
  3. チユウが何者かに気絶させられる
  4. OP
  5. チユウの誘拐についてマネージャーから依頼を受けるバースデイ・レシオ(室内にインコ)
  6. ミニマムホルダーの殺害現場に居るアートたち
  7.  モラルの事をナイスに話さないのをハニーから問われるアート。怒るアート、ガスケに頭を冷やせと言われる
  8. イラストレーターのミスティのサイン会、バースデイがチユウについてミスティを問い詰める
  9.  帰ろうとするミスティ、帰す気のないバースデイ
  10. アートの弟の墓参りをするナイスとアート、誰かの来た痕跡がある
  11. カフェに集まるナイスたち、店内にトップアーティストのトラオが居る、仕事の依頼を受ける
  12. バースデイが電話で呼び出され何者かに頭を殴られる CM レシオに電話がありミスティを指定の場所に連れて来いと言われる
  13. 電話内にインコの声を聞き分けたレシオ、チユウの事務所へ行く
  14. 犯人の目的はチユウをミスティの誘拐犯として捕まえさせることだとレシオが言う
  15. バースデイは死なないとレシオ
  16. 回想 老人の死を予言する少年レシオ
  17.  バースデイとレシオの出会い、バースデイの死を予言するレシオ、否定するバースデイ
  18.  手術をやり遂げるバースデイ、嘘つき預言者は死んだというバースデイ
  19. バースデイが電線を噛んで爆発を起こす、気付いたレシオが向かう
  20. チユウのマネージャーが黒幕
  21.  硬化の能力を持つマネージャー、レシオの攻撃が効かない、バースデイのも
  22.  二つ合わせれば効果あり、逃げるマネージャー。ナイスとムラサキが協力してマネージャーを捕らえる(バックにEDが流れる
  23.  トラオが来て事件を内々にして欲しかったと言う
  24. ナイスがモラルに会いたいとアートに言う、研究者の顔がモラルに変わる

 

構成

全体

 前回のラスト、1分。

 登場人物、チユウ誘拐までの説明、2~11分。

 事件の進展、犯人の目的が分かる、12~14分。

 バースデイとレシオの回想、15~18分。

 事件解決、19~23分。

 引き、24分。

 CMは12分辺り、バースデイが何者かに頭を殴られた後です。急に事件が進展してからのCMです。

 

 前回のラストで黒幕がガスケのように見せていたんですが、今回のラストでそれが顔を変えたモラルだという事が分かります。最初と最後が同じというやり方です。

 今回は今までより犯人の計画が早めに発覚します、恐らく回想シーンが入るからでしょう。いつもは二つの事件が同時に進行するんですが、ナイスとムラサキの活躍は最後の協力技(?)のみでした。

 

エピソード
  • チユウが誘拐され、そのマネージャーからバースデイとレシオに依頼が来る。同業者のミスティを問い詰めるが周辺で何者かにバースデイが頭を殴られ連れ去られる。直ぐにレシオに電話がありミスティを連れて来いと言われるがそれが罠だと分かる。指定された場所へ行かずに徘徊しているとバースデイの起こした爆発を発見し、そこで黒幕だったマネージャーを倒す
  • 診察を受けたらしいバースデイ、良くも悪くもなっていない。バースデイは不治の病にかかっていて、少年時代のレシオに直ぐ死ぬと言われた。しかしバースデイは精神力で生き延びて逆にレシオに嘘つき預言者は死んだと言う
  • トラオの依頼を受けたナイスとムラサキ、逃げるマネージャーを協力して捕らえる
  • アートの弟の墓に何者かが供えたコスモスの花がある
  • モラルについてナイスに情報を与えたくないアート、ナイスの方からモラルに会いたいと言われる
  • ガスケが黒幕かと思われたが、その正体は能力で顔を変えたモラルだった

 

 多少、端折って書いてます。

 今回はいくつか後に残るエピソードがありました、コスモスの花をお墓に供えたのは誰なのか……? というかアートの弟の墓が出て来るんですが、wikiによるとこのアニメの前日譚があるようでそちらの話のようです。

 そして今回のバースデイのエピソードは二話前の4話で「人生は短い」と言っていた内容とリンクしますね。能力者に共通して短命という訳ではなく、バースデイのみだったようです。

 というか、どうしてこの話を5話にしなかったのかは謎です。まぁ一話開けても別に問題はないですが。

 

その他

突っ込みどころ

 今回は突っ込みどころが多くて困りました。まずインコの声でチユウの事務所へ向かったレシオですがそこに置いてあったイラスト本を見て犯人の動機を推測します。でもさすがにイラスト本が置いてあったぐらいでそこまで分かるものでしょうか?

 他にもチユウが逮捕されれば映画監督とのコラボがミスティに流れると言っていますが、これはありえないでしょう。マネージャーの動機についても不明でした、売れている方がいいからチユウよりミスティを押すってどういう事でしょう? 最後の戦闘も電撃と破壊の攻撃が合わさればダメージになるという良く分からないものでした。

 

 きっと他にもあるでしょうが、今回の脚本はかなり雑に感じてしまいます。今までも多少はありましたが今回はひどい、何があったんでしょう?

 

アバンで分かるように

 ようやく気付いたんですが、その回で活躍するキャラクターはアバン(OP前)に登場するようになっていたようです。まぁ基本的には主役であるナイスとムラサキなんですが、温泉回のはじめと今回のバースデイは意図的にそうしてあるようですね。

 

 

 

 

 という辺りで6話のシナリオ分析を終わります。ちょっとこのアニメ、カロリーが高いので消化が大変です。