シナリオ分析のブログ

完全に趣味のブログ。見返さずに投稿しているので誤字や意味の分からない箇所があると思います。

アニメ「デカダンス」1話のシナリオ分析

 今期の気になったアニメ、『デカダンス』のシナリオ分析をしたいと思います。一週間おきになるので内容も忘れがちになるとは思いますが、継続予定です。

 ちなみに脚本は『ダーリン・イン・ザ・フランキス』と同じ方のようですね、調べて何か納得しました。といっても数話担当しただけのようですが。

 

 

 

ミニッツライナー

 まずはこの方法でシナリオ全体の構成を見ます。詳しいやり方は以下。

 

ミニッツライナーとは?

 シナリオ分析法の一つ。映像内で起こった事を文字にして、一分をおよそ一行で書いて行きます。その際に、読み返して分かりやすいよう「誰が、何をした」という形にします。

 

 しかし一話ずつ分析していくので、重要な部分やフラグを見逃す可能性があります。ご了承ください。

 

スタート
  1. ナツメの父がロボット(?)を発見、謎のマークが付いている。勝手に付いて来た子供のナツメ
  2.  ガドルが現れる、車で逃げるが攻撃を受ける。右手を失ったナツメ
  3.  移動要塞デカダンス、全景
  4. 授業形式で設定説明、未知の生物ガドル・人口が九割減・戦闘部隊が移動要塞を作った・ガドルの体液が燃料等
  5. 戦闘部隊(ギア)に入れないと告げられるナツメ、左手の義手が理由
  6. 戦闘部隊に入れない事をリンメイにイジられるナツメ
  7. フェイに慰められるナツメ。ギアの人たち(肌色が違う)が通る
  8. カブラギ組に入るナツメ、高所掃除をやらされる
  9. 掃除の日々
  10. 無愛想な組長、愛用の革袋を使っている。フェンネルに口説かれるナツメ、組長の革袋を見つける
  11. 犬? を飼っている組長、の所へナツメが革袋を持って来る。歓迎会を強要するナツメ CM
  12. 酒を飲んで組長にからむナツメ
  13.  ギアに入って戦いを終わらせたいと話すナツメ、何も変わらないと組長
  14.  部屋に小型のガドルが入って来る、殺そうとするナツメ、を止める組長
  15.  小型ガドルを拾ったと言う組長、可愛がるナツメ、勝手に命名”パイプ”
  16. 暗い路地で酔っ払いが倒れる、首元に何か当てる組長。チップを回収したと報告する、バグの発見(?)
  17. 警報が鳴る、ガドルの襲撃。対応する司令室
  18. ギアの出撃。慌てたフェンネルが落下、ナツメ他数名を巻き込んで地上へ落ちる
  19. 戦闘部隊とガドルの戦い、互いに被害が出る
  20.  戦いの中にナツメたちが落ちる、死者が出るが組長の活躍で生き延びるナツメ
  21. デカダンスから巨大ガドルに吸血モリが打ち込まれる
  22.  キャノンの準備、要塞の変形
  23.  迫る巨大ガドル、キャノン(パンチ)発射、崩れ落ちる巨大ガドル
  24. 戦闘終了のアナウンス、それを聞くスタッフ(宇宙人?) 謎のマークが映る

 

全体

構成

 ナツメの過去と謎のマーク、1~3分。

 設定と現状説明、4~9分。

 組長の謎、10~16分。

 戦いに巻き込まれるナツメ、キャノン発射、17~23分。

 謎のマーク、24分。

 

 ナツメを中心に物語が進みますが、組長も何やら行っているようです。彼らの日常風景と、その中でも重要な出来事であろうガドルとの戦闘が一通り描かれました。

 

エピソード
  • 子供の頃にガドルとの事故で腕を失ったナツメ、成人して戦闘部隊に入りたいと志願するが義手を理由に却下されてカブラギ組に入る。トラブルで戦闘に巻き込まれるも組長の活躍で生き延びる
  • 小型ガドルを飼っている組長、裏でバグ(?)を見つけてチップを回収する組織に属している。ガドルとの戦闘能力に秀でている
  • ナツメの人間関係、友人のフェイと仲が悪いリンメイ
  • ナツメの父が地上でロボットのような物を見つける、それに付いていた謎のマークがデカダンス内にもある

 

 一番上のエピソードがメインでした。次に大きいのは組長でしょうか、良く分からない活動をしていたり戦い慣れていたりと色々ありそうな人物ですね。

 冒頭と最後に出て来た謎のマークはそのままこの世界観への謎になっているんでしょう。組長の属している組織もそれと関連しているという辺りでしょうか?

 

 情報の出し方が非常に渋い、渋っている方の渋いですが。まぁ現状では推測しか出せませんね。

 

見せ場

 何と言っても最後のキャノン(パンチ)はインパクトがありました。変形といってもロボットになる訳ではなく、無骨な手だけという。やはり巨大な物は見栄えがします、その為の準備段階もワクワクするものがありました。

 明るい世界観ながら謎が多いので、しっかりミステリーの要素もあります。世界観の謎というのはSFやファンタジーの特権ですね。

 

その他

追い詰められた人類

 設定で『進撃の巨人』を思い出したんですが、ニコ動のコメントでそれを指摘しているものはまだありませんでした(7/12現在)。移動要塞という特殊性が似た状況でありながらオリジナリティを出しているようです。

 といってもこの設定自体がそれほど珍しいものではなくなっているからかもしれません。

 

パイプ

 組長が小型のガドルであるパイプを飼っている理由はなんでしょうね? ガラスの音に怯えたり煙を出したりと中々ユニークな生態を持っているようなので、その辺りもこれから明らかにされそうです。

 しかしマスコットキャラにするには少々グロテスクな見た目ですね。意図的なのは間違いないんですが、個人的にはどれだけ懐いても怖いと感じるでしょうね。

 

考察要素

 もう考察しろ! と言っているかのような内容ですね。前のブログならあれこれ書いたと思うんですが、こちらではもうやらない予定です。

 しかし謎のマークであったりギアと呼ばれる人類とは違う? 存在。ガドルは一体何なのか? それに気になったのは移動要塞を作ったのが戦闘部隊だという序盤の説明です。戦闘部隊が要塞を作るって普通にある事なの?

 

 今回は考察に回るのではなく、情報をどうやって小出しにしているのかを分析して行きたいと思います(憶えてれば)。

 

 

 

 という辺りで1話の分析は終了、次は一週間後ですか。