アニメ「絶園のテンペスト」4~6話の分析
エピソード分析、今回は二回目。とにかく色々試して作品の構造がどうなっているか分析してみたいと思います。
4話のエピソード
- 神社から魔具を回収
- アゲハチョウの大量発生・果実の復活・黒金病
- 吉野が周囲の人を避難させようとするが失敗
- 吉野が子供二人を助けようとするが失敗
- 吉野と真広の出会い、回想話
- 真広が苦手だった吉野
- 引ったくりに轢かれた真広、でもこれは事故じゃないと言う真広
- 調査した吉野、真犯人を特定
- 真広係に任命された吉野
- 吉野の仕返しの作文
- 真広が金属化した子供に飲み物を
エピソードのつながり
神社から魔具を回収・アゲハチョウの大量発生等
葉風の目的と左門の目的、シリーズ通しての流れ。
吉野と真広の出会い→真広が苦手だった吉野→引ったくりに轢かれた真広、でもこれは事故じゃないと言う真広→調査した吉野、真犯人を特定→真広係に任命された吉野→吉野の仕返しの作文
回想話、それぞれのキャラの深堀り。
吉野が周囲の人を避難させようとするが失敗→子供を助けようとするが失敗→真広が金属化した子供に飲み物を
真広がなぜ心変わりしたのかは不明。
中心的なエピソード
- 吉野と真広の出会った経緯
- セロリ(苦手な物=真広)のメタファー
残った謎
特になし
5話のエピソード
- 左門の拠点は結界で隠されているが、葉風にほぼ特定されている
- 葉風が生かされているのは絶園の木が制御できなかった時の保険
- 始まりの木の話に引っ掛かりを感じる吉野
- 全ての事には訳がある
- 愛花との水族館デートを隠す吉野
- 哲馬との対決、勝利
- 全てに訳があるなら、なぜ愛花は死んだのか?
- 葉風の言う特別な人とは?
- 山がえぐれた理由は、過去に葉風と左門の間でいざこざがあったから
- 葉風の仏壇
エピソードのつながり
左門の拠点は……
葉風の目的。
葉風が生かされているのは……
設定説明、左門の人物説明。
全ての事には訳がある→全てに訳があるなら、なぜ愛花は死んだのか?
いきどおり。
葉風の言う特別な人とは?→葉風の仏壇
山がえぐれた理由は、過去に葉風と左門の間でいざこざがあったから
3話のラストに映ったえぐれた山の説明。
中心的なエピソード
- 哲馬との対決
- 星村に会う、星村の部屋に葉風の仏壇
残された謎
- 吉野が感じる始まりの木への引っ掛かり
- 葉風の仏壇
6話のエピソード
- 吉野を疑わない真広
- 葉風の骨の謎
- 魔法は使えないが強い星村
- 果実の復活
- 魔法の謎、供物に銃器が優れているらしい
- 連れ去られる吉野
- 吉野と山本の取引、魔具と武器の交換と作戦?
- 真広と愛花の微妙な関係
エピソードのつながり
吉野を疑わない真広→連れ去られる吉野→吉野と山本の取引
真広に対する疑問、ここから真広と愛花の関係が明かされる?
魔法は使えないが強い星村
5話の特別な人という理由、しかしなぜ強いかの説明はまだ
魔法の謎
吉野の中でずっと続いている魔法への違和感・疑問。
中心的なエピソード
- 骨は葉風の物だったという星村の直感、謎はまだ明かされず
- 取引の為に拉致られる吉野、それを追ってつかまえる真広
残された謎
- 葉風の骨
- 早河の作戦とは?
- 真広と愛花の関係
まとめ
この物語がどういう形で出来ているのか、ここまでのエピソードを元に考えてみたいと思います。
それぞれの動機
まずはそれぞれの目的がどういうものか書いていきます。
- 真広の動機 ー 妹(愛花)の復讐
- 葉風の動機 - 絶園の木の復活阻止、一族への反発
- 吉野の動機 - あいまい
- 左門(鎖部一族)の動機 - 絶園の木の復活、葉風の目的の阻止
- 山本(早河も?)の動機 - 黒金病や絶園の木の復活阻止、事態の沈静化
大体これで合ってると思います。
これを踏まえて1話からの役割を見ていきます。
1話の役割
復讐の為に魔法使いと契約した真広(真広と葉風の動機が一致)、山本に襲われる吉野(山本の動機)、様々な謎
力を手に入れて物語が始まるのは一つの定番なんですが、それを手に入れたのは親友だというのが面白いですね。主人公は今のところ巻き込まれただけになってます。
最初に敵対したのが敵である左門ではなくて山本というのも少し違ってます。
2話の役割
魔法で愛花を殺した犯人を捜す(真広の動機)、夏村との対決(左門の動機)、吉野が山本に取引を持ちかける(吉野の動機?)
真広の復讐を主軸に物語が進んで行きます。そして敵対関係になる左門たち鎖部一族がここで登場。吉野の動機は分かりませんが、この取引が何であるかはまだ分かりません(6話までしか観てないから)。
3話の役割
夏村との戦いに一応勝利、犯人は鎖部一族の誰か(真広と葉風の動機が一致)
ここで曖昧ながら愛花を殺した犯人が分かります。名前までは分からないというのもポイントですね、なぜ特定できなかったのかは今後分かるかもしれません。
4話の役割
吉野と真広の出会いの回想。
これは人物の深堀りでしょう、ストーリー的な進展はありませんが重要ではあります。
5話の役割
哲馬との対決(左門の動機)、星村の部屋に葉風の仏壇
鎖部一族の次なる敵、哲馬が登場しましたが戦闘は呆気なく終わりました。そしてここで大きな謎が出て来ます、葉風の存在は一体何なのか?
6話の役割
葉風の骨は謎のまま、吉野と山本の取引(吉野の動機)
2話から余り登場していなかった山本が再び登場、主人公である吉野が能動的に動いたのはこれが初めてかもしれません。しかし目的は分からないまま。
おしまい
ザッとあれこれまとめてみました。これを読むと余計に分からなくなった方も居るかもしれませんが、個人的にはそれなりに整理が付きました。
とりあえずもうちょっと視聴を進めてからまた分析してみたいと思います。